今回はボイパが上手い人になるために必要なテクニックの説明をしていきます。
ボイパをやっている方がボイパを初めた理由の多くはなんだかわからないけどカッコイイテクニックに魅了されてではないでしょうか。
実は僕自体もそうでした笑
学生の頃に見たボイパのパフォーマンスに触発されボイパを初めて本当にいろいろな方の演奏を見てきたし、自分もステージに立たせていただきました。
そこで気づいた事はボイパのテクニックは重要だけど重要でないという事です(笑)
何言ってんだこいつ!というような事を言いましたが、今回はその理由について説明させていただければと思います。
テクニック重視のボイパは聴き苦しい?
まず、ボイパのテクニックがマイナスに働く面について説明させていただきます。
というのも、このマイナスの面を理解しないままテクニックに走っている方が多い!はじめたての方ならわからんでもないのですが、結構何年もボイパをされている方でもやっちゃったなーΣって方が結構いらっしゃいます。
ではなぜマイナスになるのか?僕は以下の点で本質を見誤っているからだと思います。
「演奏全体を通して表現したい事よりとにかく複雑なテクニックを入れたがる」
もし、ドキッとされた方は考え直してください(笑)
なぜ複雑なテクニックを入れたがるとダメなのか?当たり前ですが以下の事が必ず発生するからです。
①ずっと複雑な事をやっているからもっとも表現したいところで見せ場のテクニックが全然映えない
②複雑なテクニックを入れられたら良しとするため、曲や演奏の流れから乖離しているケースが多い
そもそも複雑な音は曲中では一種の違和感でもあるので聞いている人の注意に引っかかりやすいのです。見せ場に最適に利かせられたら最高ですが、複雑な事をずっとやっていたらさすがに聞いてる方からすると耳障りだし疲れてしまいます。
テクニックがあるのに残念な方が多いのは本当にもったいない。。
それでもボイパはテクニックが大事
じゃあボイパにテクニックはいらないのか?
そうではありません。やはりテクニックは大事です。
テクニックが必要な本質的な理由は「表現力をつけるため」で、もっと簡単に言うと「強弱をつけるため」です。
「表現」とは突き詰めると各要素の強弱によって出すものだと思います。
テクニックとはボイパの演奏において単調でシンプルな演奏と多様で複雑な演奏の強弱をつけて表現をつけるために必要なのです。
まとめ
今回はボイパのテクニックに関して説明させていただきました。
冒頭での「重要で重要ではない」とは「演奏のすべての場所で重要ではないが、必要な場所にはとても重要」という意味です。
ぜひテクニックに対する心構えとして考えていただき、単調なところは徹底的に、複雑なところは徹底的にといったカッコイイボイパを目指してください。
それでは今回はここまでで失礼します。