今年も世界バレーが近づいてきていますね!
日本代表の女子チームメンバーが発表されたのを見て
遠い目になりました今日このごろです。
が、メンバーを見ていて驚いたのですが、
宮下遥さんが代表入りしていないんですね!
社会人リーグ入りされたときは
その圧倒的なポテンシャルが注目を集めた選手だったと
認識しているだけにかなり驚きました!
今回はそんな宮下さんについて代表落ちの理由や落選の経緯なんかを確認してみたいと思います!
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Contents
宮下遥の実力や実績は?
ということで今回の落選理由を確認していく前に
宮下さんの凄い経歴をサクッと見返して置きたいと思います!
宮下さんは小学校1年生の頃からバレーを初めています。
中学校のときセッターに転向されてからは
現在までセッターをされています。
セッターといえば
バレーで言う司令塔のようなポジションですよね!
選手自体もクレバーではないとやっていけない頭も体も使うポジションです。
そして、宮下さんが凄いのは
社会人の上位リーグのVリーグに14歳8ヶ月で選手登録されたことです。
これはバレーボール史上最年少の登録となっています。
もちろん登録された年に出場も果たしています!
登録チームは現在所属の岡山シーガルズです。
更に全日本女子チームには15歳2ヶ月で登録。
めちゃくちゃな速さで日本バレーボール女子のトップクラスに躍り出たわけですね!
しかも司令塔のセッターのポジションで、です!
これには世間も注目せざるを得ないわけですね!
ちなみに宮下さんの評価はかなりのもので
2017年から日本代表の監督をされている中田久美監督に
「ディグやつなぎ、サーブは日本一」と言わしめるほどです。
そして、これも有名なはなしですが、
宮下さんは負けず嫌いで気が強くて、更に自身の頭でしっかり考えて行動ができるかなりスポーツ選手向きな方なんです。
Vリーグのデビュー戦では
チームメイトと派手にぶつかり前歯を2本おるという事態になりました。
しかし、宮下さんは退場することなく血だらけで最後まで出場しきります!
気持ちつっよ!!
さらに全日本チームで試合に出た際に
当時の監督である眞鍋さんの指示に関して
「絶対に間違っていると思ってやろうと思わなかった」
なんてコメントを残しています。
まだまだ子供扱いされそうな年齢で
全日本の監督の支持を間違っていると言い切るその姿勢!
気持ちつっよ!!!
などなどそのバレーボールのセンスもさるものながら
コメントや闘争心丸出しの姿勢に衝撃を受けた方もさぞ多かったことでしょう!
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世界バレー2018・宮下遥がいない!連続落選の理由は怪我ではない!実力不足で代表落ち当然?
と先ほどかなり華々しい経歴を振り返って見てきました。
最年少で日本代表チームに登録された宮下さん。
その後も18歳に全日本チームのA代表入りされてからずっと代表入りをされていました。
しかし、そんな宮下選手は2017年6月のワールドグランプリ以降代表に呼ばれていないという状況が続いています。
これは一体どういうことなんでしょうか、
現在につながる経緯を確認してみようと思います!
宮下遥が代表入りしていないのは本当に怪我のせいなのか?
宮下さんが怪我によって代表落選をしたのが昨年の2017年のグラチャンバレーのときでした。
もともと、膝の痛みを抱えていたようで
2017年のワールドグランプリの期間中に中田監督に痛みを訴えていました。
そしてその後のグラチャンでは落選しています。
中田監督としては治療を優先させる意味を込めての判断だったのだろうと思います。
ちなみに宮下さんの膝の怪我は
「ジャンパー膝(膝蓋腱炎)」と言われるもの詳細は
ジャンプやダッシュなどによる膝関節の屈伸動作を頻繁に、かつ長時間にわたって行う場合、膝の伸びる仕組み(大腿四頭筋が引っ張られることで膝蓋骨、膝蓋腱、脛骨粗面にまで牽引力が加わる)に過度な牽引力が繰り返し加わることで、膝蓋骨周辺に微細損傷を引き起こします(図)。病態は腱実質部に出血、浮腫、ムコイド変性(結合組織の粘液変性)、フィブリノイド変性(線維素様のものが組織に沈着して組織傷害や炎症を引き起こす)などの変化をきたし、微少断裂や、最重症例ではまれに完全断裂に至ります。
引用:ZAMST
というもののようです。
簡単にいうと膝の酷使による慢性的炎症といったところでしょうか。
ちなみにこの症状は成長期の長身のスポーツ選手に多く発生するそうです。
成長期には骨の伸びに筋肉が追いつかず、
通常時でも筋肉が伸びて硬い状況になっている状態の中で
さらにジャンプをすることで
膝の腱などに負担が蓄積されてしまうんだそう。
14歳から社会人リーグ入りし
15歳から全日本チームで活躍されている宮下さん。
まさに成長期は常にバレーボールをされている状態だったでしょう。
そして、宮下さんの身長は177cmとかなりの高身長です。
ジャンパー膝にならないと逆におかしいほど条件が揃っていたわけですね。
この症状に対して
中田監督が下した治療に専念させるという判断は
今後の宮下さんのことを考えると正しかったと思います。
しかし、その判断を下してから1年以上が経った現在。
今回の2018年の世界バレーに宮下さんが呼ばれなかったのは怪我が理由ではないと考えられます。
もともと致命的な怪我ではないはずなので1年も調子を見れば十分すぎると思いますし、
中田監督も2018年6月のインタビューで宮下さんの怪我について聞かれた時に
中田:ケガは治りかけでいい方向に向かっていると所属チームから聞いている
引用:バレーボールマガジン
というふうに答えられていました。
そこから世界バレーまでは更に4ヶ月もあるので
そこまで怪我を気にする必要はないと考えられます。
今回の宮下さんの代表落選にはもっと別の理由があると考えられます。
宮下遥が代表入りしていないのは当然のこと?
では、宮下さんが代表入りできなかったのには
一体どのような理由があるのでしょうか?
中田監督も先程紹介した2018年6月のインタビューで
――宮下(遥)選手は、今年は全日本に呼ばないのでしょうか?
中田:よほどのことがない限り、今年はないと思います。
というようなやり取りをされていました。
これは今年の起用はかなり絶望的ですね。
宮下さんが起用されない理由を調べてみたところ、
大きく2つの理由があるように思えます。
- 1つ目はそもそも宮下さんが選出されるほどの実績を残せなかったこと。
- 2つ目はライバル達の台頭です。
1つ目に関しては説明しなくてもわかることでもありますが、
宮下さんはこの一年程を怪我の治療にかけてきました。
これはしょうがないことですが、治療に専念したことで試合での活躍なども以前ほどではなく、
所属する岡山シーガルズもプレミアムリーグからV1リーグへと降格しています。
代表選手は下位のリーグからではなく上位のリーグから選ばれやすいことはなんとなくわかります。
こういった事情もあり、
宮下さんは選出されることが難しかったのではないでしょうか?
2つ目はライバルの台頭です。
中田監督は先程のインタビューの中でセッターのポジションは3人でやっていきたいと考えている旨を話されていました。
2人に関しては2017年のシーズンに活躍した
冨永こよみさんと佐藤美弥さんを継続して起用することを話した上で、
残りの人一枠を田代佳奈美さんにする考えを示されていました。
インタビューでは以下のように語られていました。
中田: 昨シーズンは冨永がほとんど上げていますが、佐藤も調子がいいですし、田代(佳奈美)の経験がこのチームでどのくらい活きるのかを見てみたい気もします
ちなみに中田監督の話しぶりを見ると田代さんはスパイカー陣を活かすことができるという評価でした。
つなぎやトスがうまい宮下さんよりも
スパイカーを活かせる田代さんに軍配が上がった形になったようです。
以上の2つの事から今回の世界バレーでは宮下さんが代表に選ばれることがなかったというのが本当のところではないでしょうか。
まとめ
ということで、今回は宮下遥さんが世界バレーで代表に選ばれることがなかった理由に関して確認してみました。
怪我の治療に専念し実績を残せなかったことや
その間に同じセッターのポジションでライバル選手が出てきたことが
今回の落選の原因になっているようです。
とはいえ最年少記録を多数作られた宮下さん。
そのバレーボールの実力は確かなものがあるのも事実ですので、
今回の落選にめげることなく、
また代表の一員として活躍されることを応援したいですね!
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