今回はボイパが上手い人に共通する音のクオリティについて僕の経験からご紹介させていただきます。
今までアマチュアからプロまでいろいろな方のボイパを聞いてきましたが、「上手い!」と思った方はみんな「音のクオリティ」がとても高い方ばかりでした。逆にいうと音のクオリティが低い方はどんなにテクニックのある刻みをしていても上手いと思うことがありませんでした。
では「音のクオリティ」とはどういう事なのか?何を心がければいいのか?
今回はこの二つの項目についてご説明させていただきたいと思います。
一番大切かもしれないボイパの音
そもそも前回ご紹介させていただいた4つの秘訣は実は僕が重要だと思う順番で並べさせていただきました。
もちろん前回説明させていただいた通り4つ全てが重要でどれか一つ欠けてもいけないというのは間違いありません。しかし、4つの秘訣でも素人の方から評価されやすいという意味では重要度に差が出てきます。
音質は聞いたらわかる事なので音楽やボイパにあまり触れた事がない人たちにもわかりやすい要素なのです。一方で、4つ目の秘訣のボイパのセンスは、それは何?どうやって感じるの?ってなると思います笑
何度も言いますが、上手いボイパには4つ全ての要素が重要です。しかし、評価されやすい物から取り組んでいくのは今後活躍していくためにも重要である事も意識していただければと思います。
ボイパの音質とは
では本題のボイパの音質についてご説明させていただきます。
以前書かせていただいたボイパの記事でスネアドラムの出し方という物がありました。その中でスネアドラムはスティックで叩いているのが重要だという説明をさせていただきました。
じつはこの事はドラムの音を真似て出しているボイパのほとんど全ての音で言える事です。
ドラムを鳴らすということはスティックで叩くから鳴っているのであり、ボイパの音質をあげるにその根本に立ち返って考えてみると以下の要素が重要と言えると思います。
①音圧が高い
→これはまさにスティックで叩いたときの強さ、音の大きさを一点で爆発させているような密度が高い音の状態を言います。ドラムになぁなぁな音は基本的にはありません。(ブラシでの演奏もアクセントを意識した音作りが必要です)スティックで叩いた音の表現が重要になります。
②音の高低
→音の高低とはハイハットは高くバスドラムは低く、この音の高低に差をしっかりとつけれている事が重要です。そもそもドラムセットは太鼓にも大きさがあったり、シンバルみたいに金属でできている物など、かなり高音のものから低音のものまで様々な音の楽器があります。なのでしっかりこの音の高低差を表現していく必要があります。
③音の大きさ
→これに関しては理解しやすいと思いますが、演奏でしっかり強弱つけれている人は以外と少ないように感じます。そもそも叩くときにも強さがあって、曲の静かなところでめちゃめちゃ大きい音で叩くのは空気を打ち壊したりするので曲中でも最適な音の大きさを出せる力もとても重要です。※もちろんちゃんと迫力ある大きい音が出せないといけないのでMaxの音量も重要です。
まとめ
今回はボイパの音質について説明させていただきました。
まずは音質をあげる事。僕が紹介させていただいているボイパは無声ボイパにありますのでその場合は口の力が重要に鳴ってきます。上記の音質をあげるファクターを意識しつつ、レベルアップに繋げていただければと思います。
それでは失礼いたします。