リズムの取り方

【グルーブ感を劇的改善】ノリのあるリズムの取り方【前編】

今回は音楽をやる上で重要なノリやグルーブ感を作っていくのに必要不可欠なリズムの取り方を紹介します。

いつものボイスパーカッションの方だけに向けたものではなく、コーラスや何か音楽をされている方、もっと音楽にノリたい!と思っている方にとても役立つ「リズムの取り方」になっています。

ボイパの方は自分のリズム感に自身がなかったり、いまいちグルーブを感じられないと思っている方は結構いらっしゃると思います。

また、カラオケで歌っている方でも気づいたら伴奏からずれしまっている事はないでしょうか?

今回ご紹介する方法を試していただければ、リズム感が改善され自分でリズムを取っている感覚を掴んでいただけると思います!

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日本人はリズム感が無い民族!?

いきなり絶望的な見出しですが、

そう、実は日本人はリズム感の無い民族なのです。

「自分は日本人だリズム感無い。。残念。。」と思われた方!

安心してください。

まずリズム感がなぜ無いのか弱点を知り、そこから根本的に改善させていきましょう

 

知っておきたい日本人にリズム感が無い理由

①日本語はリズムを取りずらい言語

②日本の伝統的な音楽はノリが出しずらい

 

①「日本語はリズムを取りずらい言語」について

良く外国人(ここでは英語圏の方)はリズム感があるけど日本人は無いよねと言われています。

これは言語学的に英語は「表音文字」、日本語は「表意文字」である事が一つ影響していると考えられます。

そもそもリズムをとる時は子音の音が拍に乗っているか(あるいは乗っていないか)が重要になってきます。

英語は「表音文字」であり「音=言葉の意味」になっています。音が大切な言語なので例えば、日本語で同じ「シー」でもsheやseeなど発音一つで全く別の意味になってしまうほど子音が意識されている言語です。普通の会話でも文章のリズムや抑揚などが生まれてくる言語でもあります。

一方で日本語は「表意文字」でまず意味を持つ漢字があり「音=漢字(共通の意味をもっている)」になっています。そして日本語はこの漢字を表す為に50音という母音と子音がセットで一つの言葉が使用されています。なので、「シズオカ」と発音しても「スィズオカ」と発音しても相手には「静岡」と伝わり会話は成立します。普通の会話をしていてもリズムや抑揚がなく子音の意識はほぼありません。

上記の理由から日本語はそもそもリズムやリズムの中の抑揚、アクセントを感じられない言語なのです。

 

②「日本の伝統的な音楽はノリが取りにくい」について

ここでは体を動かしてリズムを取りたくなる、いわゆるグルーブ感と呼ばれるものを「ノリ」と言っています。この「ノリ」は基本的に2拍目と4拍目にアクセントを持ってきます4分の4拍子で言う所の「裏」にアクセントがあります

一方、例えば盆踊りの音頭なんかの日本の伝統的な音楽はアクセントを1拍目と3拍目においています。日本の伝統的な音楽はリズムの「表」にアクセントがあります。盆踊りを踊る時基本的に1拍目と3拍目に手拍子でリズムを取っていますよね。

2・4のアクセントが跳ねるような動的な拍感覚に対し1・3のアクセントは着地させるような静的な拍感覚を覚えると思います。

このような理由で日本の伝統的な音楽は今のポップスのノリに合わない為に日本人はリズム感が無いと言われてしまうのです。

まとめ

今回はグルーブ感を出すリズムの取り方をマスターする為に、なぜ日本人がリズム感を持っていないのかを説明させていただきました。

今回の説明は次回紹介する改善方法の根本的な理由になっています。ぜひ内容を理解いただき次回の改善方法に活かしていただければと思います。

【中編】に続きます。

 

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